スライムさんすこしがんばる

このひまをどのように

依存と日々のたいくつ

お酒とタバコを試しにやめてみた。特段理由があったわけではない。もちろん付き合いがあるから、何かしらの会合があればお酒は飲むし、タバコも吸う。タバコは急にやめると離脱症状が出てぼんやりとした頭の空白と眠気が襲ってくるので、だんだんとやめている。今は1日眠くなってはいけない時に1本だけ吸っている。たまにだけ吸っていると、すったときにふらふらする。酩酊と似ていて面白い。
理由は特段ないと書いたが、嘘だと思う。私には手に入りそうでどうしても手に入らないものがあって、最近それがやはり手に入らないものなのだという明確な認識を得るに至ったのだけれど、それを理解してからというもの、特に執着するものがなくなってしまったのだった。そうしたらなんとなくお酒とか煙草がただの快楽装置であることにやっと気づいて、その無二性が勘違いだということがわかった。因果関係としては大変弱いのだが、結局のところ冷静に周りが見えるようになったという単純な原理なのではないかと思っている。
要するに、ストレスを解消したいのであれば過食でも音楽でもセックスでも運動でもなんでもいいわけだ。酒煙草は手軽さという利点があるけれど、それに頼るのは眠れなくなったときくらいでいい。ストレスの多寡なんてのは自助努力でどうにかできる範囲は少なくて(特に僕のような人間にとっては)、その範囲を拡大していくことは継続的に取り組む課題ではあるけれども、喫緊の対策として、世間様から頂いたストレスをどうやって産廃にするかを考えなければいけないから、その一助くらいの使い方をしていきたいなとは思っている。
こう書くとインプットとアウトプットだけのとても無味乾燥な世界になってるように見える。実際はその通りで、今の私は外界に対する愛着がだんだんと減っていって、とても退屈しているのだと思っている。反対に、ドラッグを求める人はこの世とか自分にとても執着とか愛着があるのだろう、人生はもっと心地よく、刺激に満ちたものであらねばならないという理想。私は幸運にも、普通にしていれば大層な苦痛を被るような環境にはいないから、もっと心地よくあればいいという思いは薄い。